ヒトツバタゴ(モクセイ科 別名 なんじゃもんじゃ)
日本では長崎県対馬市、岐阜県、愛知県、長野県の木曽川流域にのみ自生し、高さ20メートルほどにもなる落葉木です。花は五月の初め頃に白い清楚な花が咲き雪をかぶったように見えます。現在、自生木は減少し環境省が発行しているレッドデータブックには「絶滅危惧種U類(VU)
」に指定されている希少木です。
公園内の木は昭和59年明治神宮外苑と岐阜県瑞浪市の篤志家からお譲りいただきました。
「なんじゃもんじゃ」の由来
この不思議な名の由来は、通説として水戸黄門(光圀)が、参勤交代の途次に、下総神崎(千葉県神崎町)の神崎神社に参詣され、社殿横にある大木(御神木)を御覧になり、「この木はなんじゃ」と尋ねられた。土地の人は聞きとれず「なんじゃもんじゃ」と問い返した所、黄門は木の名と思い「なんじゃもんじゃであるか」といわれた。以来この御神木を「なんじゃもんじゃ」と呼び、大切に保護をしてきた。他説では、神社、仏閣にある御神木・尊い木と、その地方で見慣れぬ種類の大木を「なんじゃもんじゃ」とよんでいる。
資料提供:明治神宮外苑 |