秋桜のわずかな風も見逃さず

10月に入ってからも厳しい残暑が続きましたが、月末には富士が一気に雪化粧。冬富士に衣替え。宝永山が隠れるほどの積雪が青空に映えています。不安定な天候が続き、悪条件の中でも植物たちは季節を感じて懸命に健気に生きています。癒され励まされます。
異常気象は人だけでなく全ての生き物に影響を及ぼしました。今年は北海道や東北地方を中心に野生の熊が人里に現れ、人や農作物を襲う事件が多発しています。熊にとっては冬眠に備えて体力を蓄える時期。異常気象の影響で木の実や草木が不作となったこと が原因とのこと。動物たちにとってもご難な時代が続きます。野生の熊はどのくらい生息しているのでしょうか。静岡では猪や鹿、猿などの被害が報じられています。
ロシアのウクライ侵攻はまだ続いています。イスラエルとパレスチナの対立も過激な様相を呈しています。宗教が根底にあり、100年以上にわたり、ユダヤ人とアラブ人はヨルダン川から地中海の間に広がる土地を支配しようと争ってきました。イスラエルが1948年に建国。パレスチナ地域はヨルダン川西岸地区とエジプトに接するガザ地区及び東エルサレムからなるパレスチナ人の自治地区のまま。
どの紛争地も罪の無い子供たちや一般市民の犠牲者が増え続けています。ガザ地区では人質や避難民が急増。国際法は無視。国連からの支援物資が届くようになったものの燃料もなく不十分。人道支援を。
完璧な人がいないように完璧な国は存在しません。人としての知恵を生かして、どこかで折り合いを見つけることはできないのでしょうか。

とりどりの秋桜が庭いっぱいに広がり秋を謳歌しています。