2020年11月 1日更新

 

                                                                                          柿(2020.10.25静岡市内にて撮影)

長き影連れ飛び立ちぬ秋の蝶

11月を迎えました。10月半ば、一旦雪が消えてしまった富士が再び雪化粧。一気に初冬の気配が漂ってきました。気象予報では今冬は寒さが厳しくなりそうです。インフルエンザの季節を迎え、コロナ対策と共に万全の注意が必要です。
新型コロナウィルスは欧州を中心に再び蔓延。10月31日現在の世界の感染者数は4,560万8,024人。死者は118万9,139人。日本国内の感染者数も10万人を超えました。全ての人がPCR検査を受けていないことから、実際の潜在感染者数はかなり多いのではないでしょうか。更に後遺症の事例も報告されています。ワクチンの開発も進められていますが、実用化までには時間を要しそうです。
11月は慰霊の月。11日は母の命日。1月1日生まれの母は平成11年11月11日に永眠しました。当日の夕方日課である散歩を済ませて帰宅後、急性心不全で急逝。日頃から最期は誰にも迷惑をかけたくないと言っていた母にとって後悔は無かったと思います。苦しまずに旅立ったことがせめてもの救いでした。
12日はいつも素敵な写真を掲載させていただいている金丸さんのご主人、仏師金丸悦朗さんのご命日。毎年、散骨地御前崎海岸でのご供養を続けていらっしゃいます。13日は茨城の知人のお母様のご命日。小春日和を選んで旅立たれたかのよう。それぞれの形で大切な人を偲ぶ日となります。
人は死後、残された人の中で生き続けます。しかし、いつかその人の死と共にその記憶も消えてしまいます。一日でも長く母との時間を持ちたいという思いが無意識のうちに生きる支えになっているのかもしれません。享年82歳でした。母の年まで10年。あと何回命日を迎えることができるでしょうか。
人類は有史以来、戦争・災害・事故・ウィルスなどの災禍により夥しい数の命を失いました。私たちはその犠牲の上に生きているとも言えます。最近芸能界の方の自死の報道が続いています。また、若年層の自殺者が増加しています。混沌として生き難い世の中ですが、命は一つ。生きていて良かったと思う日がきっと来ます。希望の光を見つけてほしいと思います。

【近況】 レブラミドは2週服用4週休みに変更。造血剤は副作用が強く中断。今回、血液内科と透析室の連携治療が実現。透析時の鉄剤とエポジン(腎性貧血の造血ホルモン)の注射を増量して様子を見ることに。透析導入以前は頻繁に輸血を受けましたが、エポジンは透析患者にとって画期的な治療薬。骨髄が機能している間は有効。最近は経口薬も開発され在宅でも服用可能に。胃・大腸カメラ検査の予定。

晩秋から初冬へ (牧之原市金丸さん)
千両の実(2020.10.11牧之原市金丸邸にて撮影)

千両の実
収穫(2020.10.15牧之原市金丸邸にて撮影)

収 穫
茶の花(2020.10.18牧之原市金丸邸にて撮影)

茶の花
秋桜(2020.10.22牧之原市金丸邸にて撮影)

秋 桜
山茶花(2020.10.28牧之原市金丸邸にて撮影)

山茶花
木通の実(2020.10.29牧之原市金丸邸にて撮影)

木通の実

居間前の千両が早くも色付いてきました。
  (E-mail:2020.10.13)

過酷な夏を乗り越えて、間もなく鮮やかな実を見せてくれることでしょう。

一昨日回収した実たちです。葛・野葡萄・屁糞葛・山芋の実と山芋の零余子でした

  (E-mail:2020.10.17)

蔓性植物の生命力は強靭。片付け作業も一仕事。

わが家の茶の木にも花が沢山咲いています。今夏の猛暑が茶の木に命の危機感を抱かせ、子孫(タネ)を残さなくちゃ…という気持ち(メカニズム)にさせちゃったのですね。
 (E-mail:2020.10.19)

益々素敵になっている入り口のコスモスたちです。タネを育んでいます。
  (E-mail:2020.10.23)

仏師のお好きだった花。来年も楽しませてくれそうですね。

山茶花が3ヶ所(入り口柏の隣り・居間に向かい合っている崖地・山小屋裏)で 本格的に咲き始めました。
  (E-mail:2020.10.29)

今年も山茶花屋敷の始まり、始まり。

いつも花だけ咲いて何十年も実を付けなかった芭蕉の近くの木通が実を付けました。1個だけでなく5個も。
  (E-mail:2020.10.31)

大豊作ですね。さて、お味は?


仏師 金丸悦朗の挑戦」ブログも是非ご覧下さい。

  いのち・エネルギーの表現として仏師が追求し続けた五百羅漢像を懇切丁寧な解説と共に再掲載。
ミニ展示場の様子はブログでも発信しています。「野の花」「猫通信」は随時掲載予定です。

 http://kanamaru.exblog.jp