2018年12月 1日更新

 
                                                                                                                                       石蕗の花(2018.11.11城北公園にて撮影)

それぞれの軌跡を描く落葉かな

平成最後の師走。今年もあと1か月を残すのみとなりました。
2018年のノーベル生理学・医学賞は
本庶佑京都大学名誉教授が受賞されました。癌免疫療法の治療薬オプジーボを開発され、癌患者に希望を齎しました。
「iPS細胞の技術を患者さんに届けたい、届けなければならない」。2012年、京都大学の山中伸弥教授が、iPS細胞(人工多能性幹細胞)でノーベル生理学・医学賞の授賞式記念講演の折に語った言葉です。2016年現在、京都大学iPS細胞研究所は欧米など30以上の国・地域で基本特許を保有し、特許管理会社を通じてライセンスを無償提供しています。さらに山中教授は「iPS細胞の備蓄は公共事業」と強調。iPS細胞作製の特許料を下げるように要請しました。有言実行。
その後、iPS細胞を使って2014年に理化学研究所多細胞システム形成研究センターの高橋政代氏らが加齢黄斑変性症の臨床研究を実施(日本初)。京都大学の高橋淳教授のグループがドーパミンを分泌する神経細胞を作製し、2018年10月にパーキンソン病患者の脳(左側 )に特殊な注射針で移植(世界初)。「臨床研究」ではなく保険収載を念頭においた「臨床試験(治験)」であり、今後2年をかけて安全性と治療効果を評価するとしています。経済弱者にも恩恵が届きそうです。

アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、脊髄損傷、視神経細胞作製、心筋細胞、血小板細胞、肝臓、膵臓(1型糖尿病)、腎臓、血液疾患、脳卒中、軟骨無形成症、肥大型心筋症、筋ジストロフィー…など、再生医療への応用研究が進んでいます。

19日、カルロス・ゴーン日産自動車前会長が金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、世界に衝撃が走りました。黙認してきた経営陣の責任を含めて東京地検特捜部の捜査が開始されました。今年は財務省の文書に始まり、薬品の論文、企業の不正検査やデータなどの改竄が続発。私利私欲に走る政治家や経営者が増大。多発する自然災害の脅威と共に、良心とは? 考えさせられる一年でもありました。
【近況】11月11日は母の命日。平成11年11月11日に旅立ちましたので早19年になります。享年82歳でした。以降年を取ることもなく、穏やかな遺影がいつも微笑んでいます。掲載の写真は公園の群生地にて撮影。今夏の異常気象の影響で例年に比べて元気がないような気がしますが、小春日和の日々を楽しませてくれています。母の好きな花でした。

師 走 (牧之原市金丸さん)

山茶花(2018.11.9牧之原市金丸邸にて撮影)

山茶花
ご供養(2018.11.12御前崎海岸にて撮影)

ご供養
磯菊(2018.11.12御前崎海岸にて撮影)

磯 菊
お花当番(2018.11.15牧之原市坂部にて撮影)

お花当番
日本水仙(2018.11.18牧之原市金丸邸にて撮影)

日本水仙
白菊(2018.11.22牧之原市金丸邸にて撮影)

白 菊

グリーンカーテンの反対側にある山茶花はずいぶん沢山の花を咲かせています(居間から見える山茶花2本も咲き始めています)
  (E-mail:2018.11.10)

小砂利を集めてミニ祭壇を設え、線香とコスモスを供えました。
 
(E-mail:2018.11.13)

12日は仏師のご命日。散骨された海岸でのご供養を続けています。

散骨海岸近くの駐車場近辺に咲いていた磯菊です。
 (E-mail:2018.11.13)

小さな花ですが、鮮やかですね。仏師のご命日を偲んでいるようです。
今月は観音さんの“お花当番”。既に3回水替えに行っているのですが、4回目の昨日はヤマホロシとピラカンサの実を供えました。
 (E-mail:2018.11.16)
この冬最初の水仙です。機械置き場上で咲き始めました。「えっ、もう咲いてるの?」と びっくり。
 
(E-mail:2018.11.19)

もうそんな季節。

玄関前の白菊たち咲き誇っています。
 
(E-mail:2018.11.23)

小春日和によく似合います。


仏師 金丸悦朗の挑戦」ブログ 是非ご覧下さい。

 いのち・エネルギーの表現として仏師が追求し続けた五百羅漢像を
懇切丁寧な解説と共に再掲載中です。「野の花」「猫通信」再開。

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