2016年10月 1日更新

 






鰯雲


健やかなりし

沙汰無くて
   

     久しぶりの秋空(2016.9.27撮影)

10月を迎えました。台風や秋雨前線の影響で日照不足が続いています。
秋は鳥たちが渡ってくる季節ですが、今年は春先から野鳥の姿をよく見かけました。その数が多いのです。野生の熊や鹿、猪、猿などが出没して人や農作物を襲う事故も報道されています。多発する自然災害や気象異変で生態系が変化。更に、人手不足のために耕作放棄地や荒れ放題の森林が増え、木の実や虫などが激減。餌を求めて人里に下りてくるのではないでしょうか。
福島の原発事故の避難区域も例外ではなく、5年半の間に地域全体が荒れ果てて、野生化した狸やハクビシン、猪、鼠などが棲み付いています。放射能汚染問題も未解決のままで、生活再建には程遠い現状が報じられています。
一方、ペットとして飼育されていた外来種のアライグマ、ミドリガメ、ブラックバスなどが山や川に捨てられ、野生化して繁殖。問題になっています。一握りの無責任な人の行動が、自然環境を悪化させ、在来種への脅威となっています。また、開発や乱獲、人が持ち込んだ外来生物、地球温暖化などにより絶滅危惧種生物が急増。国際自然保護連合(IUCN)がまとめた「レッドリスト」によると約2万3千種余。
トコロジストという言葉があります。エコロジストとは違って、周辺の自然をじっくり観察する「その場所の専門家」という意味で使用されています。いわば誰にでもできる自然の定点観測。庭や道端、田畑や裏山、公園などで昆虫や野草の観察をしてみませんか。毎年自然が変化していることに気が付きます。
少子高齢化が進み、第一次産業(農・林・漁業)に従事する人が減少しています。雇用形態を含めて就業意欲を育てる対策が急務。自然環境保全にも繋がると思います。食料自給率39%の日本。経済政策よりも優先すべきことがあるのでは、という思いを強くしています。

2016 秋 (牧之原市金丸さん)

苅田(2016.9.16牧之原市にて撮影)

刈 田
烏瓜の実(2016.9.20牧之原市金丸邸にて撮影)

烏瓜の実
茸(2016.9.23牧之原市金丸邸にて撮影)

秋の野芥子(2016.9.22牧之原市金丸邸にて撮影)

秋の野芥子
秋日和(2016.9.24牧之原市金丸邸にて撮影)

秋日和
干し柿(2016.9.26牧之原市金丸邸にて撮影)

干し柿
近くの田んぼは収穫期。既に終わった所も出てきました。
  (E-mail:2016.9.17)

雨が多く、米農家は気をもんだことでしょう。
柿の木の下に落ちていた烏瓜は中身を鳥に食べられていたので、「いかん! そろそろ採らなくち…。」と思ったことでした。
  (E-mail:2016.9.21)

秋の色ですね。

最近の湿気であちこちに種々の茸が顔を出していますが、こんな赤いのは珍しいです。勿論食べません。
  (E-mail:2016.9.24)

全身に茸が生えそうでした。

2m50cmにも伸びた秋の野芥子が開花。もう1本は毎日30個くらい咲いていますが、最後まで花を咲かせたいという思いから翌日の花殻は摘んでいます。
     (E-mail:2016.9.23)

2匹の子犬が娘一家の家族に。写真は我が家の17歳半の2匹の愛猫。あと何年私の家族でいてくれるのか…、最期まで大切にしたいと思っています。
   (E-mail:2016.9.25)

やっと干し柿を吊しました。まだ緑が強くて採らなかったのが5〜6個ありますが、今年干したのは60個でした。
   (E-mail:2016.9.27)

自然の恵み。

仏師 金丸悦朗の挑戦」ブログ 是非ご覧下さい。

 いのち・エネルギーの表現として仏師が追求し続けた五百羅漢像を紹介しています。
野の花シリーズも好調(随時)。仏師が愛した折々の花たちが癒しを届けてくれます。

 http://kanamaru.exblog.jp