2016年 1月 1日更新

 

一粒の猿捕茨(さるとりいばら)淑気満つ

2016年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年の干支は「申」。申は「呻
(しん:「うめく」の意味)」。西暦では12の倍数に当たり、うるう年。五輪開催の年でもあります。
サルは外見上はヒトに似ていますが知能は及ばないことから、「頭が悪い奴」という意味の蔑称として用いられることも。身が軽くすばしっこい若者を「山猿」と呼ぶこともありますが、この場合も「垢抜けない」「野暮である」という意味を含むことが多いようです。また、「猿知恵」「猿真似」など負のイメージが強い動物ですが、敏捷で器用といったプラスの面も。猿が生息していないヨーロッパとは違って、アジアではハヌマーン の神話や孫悟空・猿飛佐助の物語もあるように、人々に親しまれています。
最近は「見ざる、聞かざる、言わざる」の風潮が強くなっています。無関心からは何も生まれません。18歳からの投票開始年。自分の意見を持ち、自分で考えて行動しましょう。もし木から落ちることがあっても再度挑戦を。失敗を恐れずに。
2015年の漢字は「安」。世界中に蔓延するテロへの不安、気象変動による自然災害への不安、強行採決された安保関連法案や突っ走る安倍政権への不安、消費税増税や高齢化社会への不安…など、不安の連鎖が続きました。今年こそ「不安」ではなく「安心」を実感できる年になりますよう。
今年は元日から透析治療。抗癌剤治療再開を視野に入れてのスタートとなります。一日一日を大切に過ごしたいと思っています。HPは毎月1日更新を目標に、体力が続く限り発信するつもりです。


2015 年末 (牧之原市金丸さん)

冬苺(2015.12.10牧之原市坂部にて撮影)

冬 苺
猿捕茨(2015.12.10牧之原市坂部にて撮影)

猿捕茨(山帰来)の実
千両の実(2015.12.12牧之原市金丸邸にて撮影)

千両の実
茜の実(2015.12.18牧之原市金丸邸にて撮影)

茜の実
柚子の実(2015.12.21牧之原市金丸邸にて撮影)

柚子の実
珊瑚樹の花と実(2015.12.23牧之原市にて撮影)

珊瑚樹の花と実

これほど美味しそうな実を見るのは初めてです。
 (E-mail:2015.12.11)

草苺、紅葉苺、苗代苺など、木苺の一種。常緑で食用になります。

綺麗な実。この葉っぱ、茎に付いたトゲ、うちにも沢山生えているのに小さいうちに切ってしまうので 実を見ることはありませんでした。
 (E-mail:2015.12.11)

まだ食べられていない千両。後ろに鳥除け簾。
 (E-mail:2015.12.13)

赤い実は冬枯れの庭を飾ります。万両や南天と共にお正月に欠かせない植物です。

一昨日撮って娘に写メールで送ったアカネの実です。
 (E-mail:2015.12.19)

根が赤いことから命名。茜染めの染料になり、その色は美しい茜色。

今日は冬至だと思い出し、昨日柚子の写真を撮りに行きました。
 (E-mail:2015.12.22)

柚子風呂はゆかしい日本の習慣。刺が多く収穫時には要注意。

余所のお宅の垣根の珊瑚樹に花と赤い実。実を初めて見て「ああ、それで珊瑚樹っていうのね」と納得。
 (E-mail:2015.12.24)

白と赤の対比が鮮やか。


仏師 金丸悦朗の挑戦」ブログ 今年も是非ご覧下さい。

 いのち・エネルギーの表現として仏師が追求し続けた五百羅漢像を紹介しています。
野の花シリーズも好調。仏師が愛した折々の花たちが登場。植物へのやさしい視線が光ります。

 http://kanamaru.exblog.jp