寂しさといふ浅春の水たまり

弥生、三月、春一番…待望の春は足踏みをしているようです。雪国は大雪に見舞われ、雪害や除雪と闘う日々が続いています。中でも青森県の酸ヶ湯（すがゆ）の積雪量は5.66mを超し、観測記録を塗り替えました。これから雪解けの季節を迎えます。落雪や雪崩の被害などに遭遇されませんよう。
静岡も厳しい冬となりました。２月後半になっても氷点下を記録。冬と春とが混在したまま３月を迎えました。体力不足の身には辛い季節が続きます。更に今春は杉花粉と黄砂、PM2.5の三重苦。辛い思いをされている方も多いのではないでしょうか。できる範囲で自衛を。
春は別れの季節でもあります。2月24日、長い間透析治療を続けていた知人が逝去されました。20代で腹膜透析導入。その後血液透析に移行。腸閉塞を繰り返し、2009年には自宅で点滴治療。2010年には絶食。2011年に腸管癒着剥離手術を受け、２年ぶりに経口食再開。退院後ステロイドミオパチーによる歩行障害で転倒し右手骨折。４カ月間の入院生活を経て漸く普通の暮らしを…と思っていた矢先に脳内出血で倒れ、開頭手術。意識が戻らないまま旅立たれました。ご高齢のご両親を残して。まだ50代でした。一度もお会いすることはできませんでしたが、懸命に生き続けてこられたこと、決して忘れません。心よりご冥福をお祈りいたします。
変わり易い天気は春の証し。体調管理にお気を付け下さいますよう。