2012年 9月 1日更新

 

 

 

 

 



 

                                         夏富士(2012.8.30城北公園にて撮影)

貝割菜人にしあはせふしあはせ

9月を迎えました。厳しい残暑が続いていますが、蜩・法師蝉・虫の声・うろこ雲…など、あちこちに秋の気配が。あと一息。
8月29日に、南海トラフ巨大地震が起こった場合の最悪被害想定(東海地方に風の強い冬の深夜M9.1の地震発生)が公表されました。死者32万人。東日本大震災の1.8倍の1,015㎢が津波で浸水。浜岡原発は建設中の防波壁(18m)を想定に入れなければ、最大9mまで水に浸かるとのこと。
更に、揺れ・津波・火災に加え、地盤沈下などによる液状化で236万4千〜238万6千棟が全壊・焼失すると想定。「脱出困難者」は31万1千人に上るとのこと。国や自治体は抜本的な震災対策の見直しを迫られることになります。
ただ、最悪クラスの地震が起きる可能性は低いとも。適切な避難行動や対策をとれば、死者数を最大5分の1に減らすことができるとしています。
「備えあれば憂いなし」と言われてきましたが、これからは「備えあれども憂いあり」。それでも、もしもに備えておくことは肝要。また、透析患者など慢性疾患を抱える者にとっては日頃の自己管理が大切ですし、災害時のネットワークづくりが急務。
公表された被害想定を前にして、災害列島日本に原発は不要との思いを強くされた人は多いのではないでしょうか。自然エネルギーの研究・開発は勿論のこと、私たちの暮し方を考え直す良い機会では? 静岡県では浜岡原発再稼働について住民投票を検討中。県議会の英断を待つことに。
ゆっくりと小さな秋を見つけて下さい。暑さのお疲れが出ませんよう。


初 秋 (牧之原市金丸さん)

猩猩草(2012.8.11牧之原市金丸邸にて撮影)

猩猩(しょうじょう)
烏瓜の実(2012.8.16牧之原市金丸邸にて撮影)

烏瓜の実
高三郎(2012.8.21牧之原市金丸邸にて撮影)

高三郎(たかさぶろう)
スベリヒユ(2012.8.22牧之原市金丸邸にて撮影)

スベリヒユ
藍の花(2012.8.29牧之原市金丸邸にて撮影)

藍の花
葉っぱの一部だけ朱色になっているんですよ! (E-mail:2012.8.12)

因みにポインセチアは猩猩木。よく似ていますが、葉の形が違います。
最初の花の烏瓜の実約6p
       (E-mail:2012.8.17)

猪の子を瓜坊と呼びますが、そっくり。秋の気配と共に赤く色づいていきます。
毎年注目タカサブロウの蕾・花・実
       (E-mail:2012.8.22)

変わった名前の由来は不明。1p程の花は
白い小さなひまわりのよう。
地面に這いつくばってスベリヒユの花が咲いています。
      
(E-mail:2012.8.23)

粘液質の厚い葉と茎は食用に。利尿・解毒剤としても用いられています。
この頃だいぶ咲き始めたアイの花。
      
(E-mail:2012.8.30)

タデ科の花は秋の使者。葉や茎は藍染めの染料として利用されています。紺でも青でもない藍色。