2007年 1月 1日更新

 
   
 
   
 
   
 













































 
 

 

 




 

 
   
 
   
 
   
 

山海のかをりほどよき雑煮かな

去年今年(こぞことし)という季題があります。一夜明ければ昨日は去年であり、今日は今年。時の歩みの速さに深い感慨を覚える言葉です。暗い事件が頻発した2006年でしたが、2007年は和やかな年となりますよう、心よりお祈り申し上げます。
昨年、一昨年と「星の王子さま(アントワーヌ・ド・サンテグジュベリ著)」の新訳本が続けて出版されました。それぞれに訳者の特徴が感じられ、興味深く読みました。「肝心なものは心で見るもので、目では見えない」、「路傍の花や動物も働きかけをすることで自分にとって特別なものとなる」という言葉がありますが、これらは俳句を詠む場合にも生きることにも繋がります。物が溢れている時代。反比例するように人と人との絆が希薄になっています。本当に大切なものは何か、改めて考えさせられる言葉です。
今年は亥年。いのししは猪突猛進とか猪突豨勇
(きゆう)とか言われ、後先構わずに突進するというイメージが強い動物。流れに逆行するようですが、スロー&シンプルライフに徹するつもりです。不要なもの(こと)はゴミ箱へ。長期治療開始を視野に入れ、普通の暮らしを大切にしたいと思っています。
間もなく寒に入ります。暖冬とは言え、油断大敵。ノロウィルスなるものが猛威を奮っています。呉々もお気を付け下さいますよう。


(あけぼの)

曙(2006.12.15望月邸にて撮影)

昨冬植えた椿「曙」が、とっても淡く可愛く咲いてくれました。まだ木の本体が30センチぐらいと小さいので枝を切るのは忍びなく、そっとそのまま眺めています。丸く膨らんだ蕾はそれはそれは見事でしたよ。「曙」という名前がピッタリ! お正月の床を飾るのに本当にふさわしい姿だと思います。もう少し大きくなるまで、後2、3年待ちましょう。写真だけ、そっとどうぞ。

M.望月さんからメッセージを添えて「曙」の写真が届きましたのでご紹介します。初釜の準備でお忙しいことでしょう。