2006年 3月 1日更新
般若にも夜叉にもならず春の風邪
沈丁花
あの家の 沈丁花まで 回り道
沈丁花は芳香と共に春の到来を知らせてくれる花。漢名瑞香(ずいこう)。名前の由来は、強い香りが沈香(じんこう)に、葉の形が丁子(ちょうじ)に似ているところから。 12月には花芽ができ、蕾の状態で冬を越します。じっと開花を待っている姿は健気。静岡では例年2月はじめ頃に咲き始めますが、今年は厳冬の影響で少し遅れました。 掲句は俳句を始めたばかりの頃の作品です。