ことごとく天上を指す冬木の芽
2005年は日本(日本人)の形や価値観が大きく変化した年でした。2006年の年頭に当って、願いは一つ。今年こそ明るい一年となりますように。
昨年は師走の声と共に日本列島を寒波が襲い、予想に反して厳しい冬となりました。静岡は温暖な土地で、例年氷点下を記録する日は数えるほどですが、今冬は連日最低気温を更新しています。全国各地から雪害のニュースが伝わってきます。被害に遭われた方々へのお見舞いを申し上げます。
今年は戌(いぬ)年。警察の犬・犬侍・犬山椒・犬蓼・犬死・犬が西向きゃ尾は東・犬と猿・犬に論語・犬の川端歩き・犬の遠吠え・犬骨折って鷹の餌食になる・犬も歩けば棒に当る・犬も食わぬ・犬も朋輩鷹も朋輩…犬に関する言葉や諺を拾ってみました。身近な動物にも拘らず、マイナスイメージが強いものばかり。
努力しても報われることが少ないのが現実。それでも何もしないよりは…という思いが生きる原動力に繋がります。充実感や達成感は快いものです
し、何かに打ち込む姿は美しいもの。人生はその積み重ねのような気がします。そんなささやかな時間をも奪ってしまうのが戦争。尊い生命を犬死させることがないように、切に祈ります。
犬と言えば、寒さに強い動物という印象がありますが、最近は飼主にも負けないほどの防寒具をまとって散歩している犬を見かけることがあります。犬好きの人に叱られそうですが、ペットとして育てることが犬にとって幸せなのか?
犬の本音を聞いてみたいと思います。また、「生命」を売買するペットショップにも抵抗を感じています。
腎炎を患っている身には、寒さは大敵。貧血の治療中でもあり、感染を防ぐためにも春まで冬眠したいと思っています。今年も体力と相談しながら暮らしていきます。
寒さはこれからが本番。呉々もご自愛下さいますよう。 |