2005年 6月 1日更新

2005.5.29城北公園にて撮影

昼 顔
 
















 
     

城北公園散策時、昼顔を見つけました。昼顔は朝顔に似た小形の花で、昼開いて夕方には萎む一日花です。 開花時季が長く、10月頃まで楽しむことができます。淡いピンク色が可憐で、この花を見ると万葉集の中にあるこの歌を思い出します。

       高円(たかまど)の 野邊(のべ)の容花(かほばな)  面影(おもかげ)
        見えつつ妹(いも)は  忘れかねつも ―大伴家持(おおとものやかもち)

大伴坂上大嬢
(おおとものさかのうえのおおおとめ)に贈った歌で、「高円の野辺の容花のようなあなたの面影が忘れられない」という意味。容花は燕子花・木槿・昼顔などにあたると言われていますが、昼顔説が最有力ということです。

梅雨の走りのような天候が続いています。花粉症がやっと終わりました。ベランダ菜園(パセリや青紫蘇程度)を再開し、シンビジウム・セロジネ・万年青などの株分けにも挑戦しました。土いじりは心身ともに洗われるよう。
5月はアルバイトが忙しく、疲れ気味で、腎臓内科・眼科・歯科などの通院が増えました。6月は振替で休暇をいただき、本の山を崩したいと思っています。

ドクダミ(十薬)

強烈な臭いとその名前から敬遠されがちですが、ハート型の葉の先端に咲く十字型の白い花(ほう)は、まるで星のよう。この時季、道端などでよく見かけます。
毒をためる(収めるの意)、つまり、毒を止める効能があるところから命名され、葉と地下茎は漢方薬や丸ごと乾燥して「どくだみ茶」として利用されています。10種類の効能があるところから、別名十薬
(じゅうやく)とも呼ばれています。

2005.5.29撮影

ドクダミ(十薬)