残暑お見舞い申し上げます

  2003年 8月 8日更新

 

 今死なば 老いを知らずに 恋蛍
















暦の上では秋。
今夏の天候は異常づくめ。梅雨明けが昨年より10日〜2週間も遅れ、ぐずついた日が続きました。7月末になって一気に猛暑の到来。しかし、暑さは長続きせず、立秋を過ぎても雨ばかり。農作物などへの影響が懸念されています。
7月1日から始まったパソコン講座は12日で終了します。不順な天候の中での24日間ですので、受講生も大変だと思います。習得した技術を活用してほしいと願っています。
掲句の星まつりは七夕のこと。秋の季題で、七夕祭・星祭・星合(ほしあひ)・星迎(ほしむかへ)・星今宵(ほしこよひ)・二星(にせい)・牽牛(けんぎう)・織女(しょくぢょ)・七夕竹・七夕流し・願ひの糸など多くの表現を用います。中国の牽牛・織女伝説から乞巧奠(きこうでん)の行事が伝わり、日本の棚機女(たなばたつめ)の信仰が習合されたものと言われています。笹竹に詩歌を書いた短冊をつるし、文字や裁縫の上達を祈りました。古きよき時代の行事となりつつあります。
子どもの頃、里芋の葉にたまった露を集めて墨をすり、短冊を書き、半紙でこよりを作り、笹につるしたことなどを懐かしく思い出します。
不順な天候が続きます。呉々もご自愛下さいますよう。