2017年 6月 1日更新

 






放つ風




香を弾く風



梔子の
 

  ※.金丸家より嫁いできた株から見事な花が咲きました。              ヒペリカム初花(2017.5.21撮影)

6月を迎えました。雨の季節を前にヒペリカム開花。蕊が美しい花。
5月15日は友人の三回忌。法要後に高萩市在住のご主人様から、長久保赤水
(ながくぼせきすい)生誕300年を記念して出版された「マンガ 長久保赤水の一生(長久保赤水顕彰会刊)」という本が届きました。友人の息子さんがマンガを担当しています。
長久保赤水は伊能忠敬よりも早く、安永3(1774)年に『日本輿地路程全図』
(にほんよちろていぜんず)を作成。天明5(1785)年には世界地図『地球万国山海輿地全図説』、清国地図『大清広輿図』を出版。いずれも実測図ではありませんが、明治初年まで版を重ね普及していたとのこと。『日本輿地路程全図』には日本と韓国との間で領有権紛争となっている竹島が当時の名称「松島」で記されており、日本の領有を裏付ける資料としてしばしば引用されています。
赤水は天明6(1786)年に徳川光圀が編纂を始めた『大日本史』の地理志の執筆も行いました。安南(現ベトナム)に漂着した漁民の話をまとめた『安南漂流記』、その漁民を引き取りに長崎へ随行した折の紀行文『長崎行役日記』などの著書も。
遠祖が静岡県駿東郡長泉町の長久保城主を務めたことから長久保姓を名乗ったとのこと。師である鈴木玄淳らと共に、中国の竹林の七賢になぞらえて松岡七賢と称されています。2012年11月3日、高萩駅前に銅像が建立されたそうです。
静岡の郷土の偉人と言えば、徳川家康公と今川義元公。2019年は九代今川義元公の生誕500年。商工会議所を中心に官民連携の顕彰事業がスタート。5月19日には菩提寺である臨済寺において「今川復活宣言」なる行事が行われました。桶狭間の戦いでの敗北以来今川義元の評価は低かったのですが、政治的にも軍事的にも優れた功績を見直して地域活性化に繋げたいという狙いがあるようです。
NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」が放映され、話題を集めている浜松の例もあります。人口流出が続いている静岡にとって起爆剤になることができるでしょうか。

雨 の 季 節 間 近 (牧之原市金丸さん)

オルラヤ(2017.5.18牧之原市金丸邸にて撮影)

オルラヤ
梔子(2017.5.21牧之原市金丸邸にて撮影)

梔 子
ヒペリカムの実(2017.5.21牧之原市金丸邸にて撮影)

ヒペリカムの実
紫露草(2017.5.26牧之原市金丸邸にて撮影)

紫露草
ドクダミ(2017.5.27牧之原市金丸邸にて撮影)

ドクダミ
5弁ドクダミ(2017.5.29牧之原市金丸邸にて撮影)

5弁ドクダミ
野良人参の写真の中にオルラヤも入っていたので、ちょっと変わった野良人参なのだろうと思っていましたが、同じセリ科の植物ながら別種だったことが判明しました
 (E-mail:2017.5.19)

野生種は絶滅危惧種。まるでレースのよう 。
機械置き場の梔子温室効果によりほぼ満開
 (E-mail:2017.5.22)

柑橘類の花たちと共に強い香りが漂います。
赤い実の方の花が咲き実も赤くなってきました。緑から焦げ茶になる実の方が好きなのですが、そちらはまだ花も咲いていません。
 (E-mail:2017.5.22)

花弁も蕊も潔く落とした後に可愛らしい実が。

小雨が似合う悦子露草です。
(悦子露草は紫露草の別名。金丸さん命名)
 (E-mail:2017.5.27)

露草、紫露草、常盤露草、紫御殿…露草の競演が続きます

ドクダミに力が漲ってきました。マーガレットと姫小判草が終わりかけているので今日はそれらを片付けるつもりです。
 (E-mail:2017.5.28)

365日休みなし。

200個に1個くらいの割合で総包片が5弁付いているドクダミがあることに気付きました。
 (E-mail:2017.5.30)

自然との共生。様々な発見や感動に出会います。


仏師 金丸悦朗の挑戦」ブログ 是非ご覧下さい。

 いのち・エネルギーの表現として仏師が追求し続けた五百羅漢像をご紹介しています。
ミニ展示場の作品のご紹介も継続中。解説は懇切丁寧。野の花シリーズも好調(随時)。

 http://kanamaru.exblog.jp